昨年、絵本の読み聞かせをしている友人が「アンパンマン」を読んでくれました。
「あぁ、アンパンマンね。」と分かったつもりでいたアンパンマン。
何十年ぶりかに自分の中に入ってきたアンパンマンは目から鱗でした!
アンパンマンではなく、ジャムおじさんの存在に!
お腹を空かせた子どもに自分の顔を差し出し、フラフラになってやってきたアンパンマンに、
余計な事は言わず、いつもと変わらず新しいパンを焼いてあげるジャムおじさんが身に沁みました。
あまりにも当たり前のようで、飾り気がないその存在は、全然凄くなくて、それがスゴイ!
自分もこの仕事を続けてきて、いつの間にかアンパンマンになろうとしていたことがありました。
周りに自分のパンを与え続けて顔の無くなったアンパンマンが空を飛ぶ姿は痛々しいです。
世の中にはアンパンマンになろうとしていっぱいっぱいになっている人もたくさんいると思います。
でもジャムおじさんみたいでいいんじゃないかな。
もう少し肩の力を抜いて。
与え過ぎなくても、今やってる事でも十分かも知れない。
ジャムおじさんが自分の中にやって来てから少し軽くなれました。
この気づきをくれた友人に感謝しています。